新春のご挨拶
2016年02月01日
新しい年を迎え、それぞれの思いに向かって歩まれている事とおもいます。 1月3日(月曜日)雪もなく穏やかな日でしたので、ウオーキングを兼ねて 貞心尼の眠る洞雲寺へ行って来ました。山門に入るとシーンと静まりかえっ ていました。本堂の戸を開け中に入りお参りをして参道を裏山へと上がって 行きました。風が吹くと木々がゆれ、ザワッ ザワッという音がし、何かが 現れるのではないかと少し恐ろしくなりました。貞心尼と泰禅和尚のお墓に お参りし鐘つき堂によって、足早に降りてきました。 貞心尼は福島の閻魔堂から柏崎の釈迦堂へ移ったという天保12年(44歳) から不求庵に移るまで(54歳)を「もしほ草」その1 その後の不求庵で の生活(67歳頃まで)を「もしほ草」その2から11として書き残してい ます。 洞雲寺と極楽寺を山寺とよび次のうたも残されています。 洞雲寺(その6) ・来て見れば紅葉の色はうすけれどあはれはふかき秋の山寺 山寺の梅を見て(極楽寺の紅梅)(その1) ・ちりの世の物とも見えず山寺のみのりの庭ににほふ梅が枝 ・折りとらば罪や負ひなん梅の花 香をだに袖にとめてかへらん 各地では梅のつぼみもほころび花も咲き始めたようです。 「もしほ草」のうたをたずね歩いてみませんか。 (復刻 良寛と貞心 相馬御風著) 柏崎良寛貞心会 会長 中村 由紀子